エリアリンクの基本 - エリアリンク株式会社

林尚道の
「時代を読む」

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VOL.169  2014年 01月号

エリアリンクの基本

 今回は、「エリアリンクの基本」というテーマでお話します。

 以前にもお伝えしましたが、当社では私が経験したことや、今まで続けて来たことを書面化した「エリアリンク教本」を作成しています。
当社は常に改善を心掛けると共に新しい制度の導入をして来ました。この「エリアリンク教本」に関しても進化をし続けています。
今回から定期的に「エリアリンク教本」の内容を、一部ではありますがご紹介させて頂きます。

【禁句→時間が無い】
私は“時間が無い”という言葉が一番良くないと思っています。それは自分自身が仕事にいつも追われている状態で、結局時間を作ろうとしていないからです。

本当に時間が無いのであれば、その中で工夫する必要があります。他の社員の手を借りる、外部に委託するなど仕事をやり切る為の色々な方法論があると思います。担当が自分しかいない仕事のせいで時間が無いというのは、人を動かすことが出来ておらず、また、仕事を振れる様な工夫が出来ていないということです。言い換えると、全ては工夫が足りない、企画が出来ないということに尽きると思います。
そうしたやり方をしていると、自分で計画を立てることも、また予定通りそれを実行することも出来なくなります。

仕事をしていると、色々な業務が関わって来ますし、仕事が追加されて増えることもあります。その時に“時間が無い”と言うことは「負け」と同じだと思います。つまり、それは「出来ない」と言っているのと同じで、何としてでもやろうという意識が欠けているということです。また、工夫や企画を凝らして、何とかするとする責任から逃げているのです。今よりも一層工夫や企画等をすることによって、自分の仕事をコントロールすることが出来ると思います。自分の業務を見直し、工夫をしていくことが大切です。

【人のせいにしない】
色々な仕事をしている中で、自分だけが悪い、または相手だけが悪いというような10対0 ということは無いと思います。
何か問題が起きた時に、「以前の担当者が悪かったから」とか、「相手がきちんとやってくれなかったから」と言い訳する人がいます。自分には何も非が無かったという意味でそう言いたいのかもしれませんが、他の人のせいにするだけでは、何も得られるものはありません。例えば自分が相手に依頼内容を伝えたにも関わらず、相手がそれを履行しなかった場面で、実行しなかった相手が一方的に悪いというのは間違っていると思います。それは、相手に内容と主旨をきちんと理解してもらう様な伝え方が出来ていなかったとも考えられるからです。

何か物事が起きた時に、まず自分に何か問題があったのではないかと考えて、もし問題があったと思ったなら、それを改善すれば自分自身の財産になります。
人のせいにばかりにしていると何も成長出来ず、更には人のせいにすることに慣れてしまいます。必ず自分に落ち度や悪い点が無かったかを考えるようにし、思い当たった部分を改善して行くことに目を向けて下さい。そうでなければ、評論家や人の文句ばかりを言う人になってしまいます。

何か問題が起きた時は、それをどう改善して行ったら良いかを考えて実行する、また次に同じ問題を起こさせないためには何が必要か、お互いがレベルアップしていくような姿勢が大切です。

 今後もこの様な形式で「エリアリンク教本」の一部をお伝えしていきたいと考えています。皆様が仕事を進める上での参考にして頂ければ幸いです。

代表取締役会長 林 尚道

代表取締役社長 林 尚道