AI活用!! - エリアリンク株式会社

林尚道の
「時代を読む」

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VOL.312  2025年 8月号

AI活用!!

今回は、当社のAI活用についてお話ししたいと思います。

私自身、専門家ではありませんが、生活の中でAIが今後ますます重要な役割を担うことは間違いありません。 最近、当社ではAI活用について頻繁に話し合っています。より便利なシステムを活用するには、どのようなデータを集め、具体的にAIをどう活用するのか、明確な前提条件の構築が必要です。目的が不明確だと収集・分析したデータが無駄になったり、結論の信頼性が損なわれたりする可能性がありますから、お客様第一主義を追求するためのAI活用には何が必要か整理をしています。

今の時代、技術は驚くほどの速さで進化しており、AIの分野ではそのスピードは顕著です。ただし、AIを活用することはあくまで手段です。当社では、会社をあげてAI活用を推進していますが、必ずしもすべての業務においてAIの活用が最善策というわけではありません。業務の目的を軸にして物事を考えないと、かえってAIに振り回されてしまうことに気を付けなければなりません。

私の今の大きな目標は、世界で一番の、異次元のストレージ会社になることです。ストレージ事業はアメリカが発祥ですが、現地では人が常駐する運営も多く見られます。しかし、当社は無人運営なので、オペレーションが標準化されやすく、ビジネスモデルそのものがAI化を進めやすい構造になっています。ストレージ業界は業界そのものの歴史が浅く、新しい形態に変化しやすいこともAI化による効率化や革新を起こしやすい要素だと考えます。それらの背景や、当社が少人数経営であることを踏まえ、世界のストレージ業界の中で当社が最も上手にAI活用できる可能性を秘めていると思っています。このことは、本場アメリカのビジネスモデルを超える一手になり得ると考えています。将来的にはあらゆる業態の中で、最もAI活用が進んでいる企業になろうと思っています。社員にも、日常生活の中でAIに触れる機会を増やしてもらい、その変化を自社のストレージ事業にどのように活かすかを考えられる人材になってもらいたいのです。

これは壮大な話に聞こえるかもしれませんが、日本が持つ優れた分析力ときめ細やかなサービスを考える発想に加え、業界の特性、それからAIを適切に活用してお客様第一主義を追求すれば、目指す未来は確実に近づくと思っています。
そのためにも、冒頭に申し上げた社内での議論を深め、AI活用のストーリーを整理していき、一層精進してまいります。

今回の「時代を読む」が、皆様のお役に立ちましたら幸いです。

代表取締役会長 林 尚道

代表取締役社長 林 尚道