VOL.315 2025年 11月号
今回は、エリアリンクの使命についてお話しします。
「世の中に便利さと楽しさと感動を提供する」という企業理念に基づき、当社は「ストレージにより人々の生活を豊かにする」ことを目指しています。しかし、現状では、私たちはこの使命を真の意味で果たせている、とはまだ言えません。
ストレージは、日本の住環境に密接に関わる商品です。私たちは、整理収納の知識を深めることが、ストレージの使い勝手を高め、ひいてはお客様の住環境を改善するサポートにつながると考えています。そのため、当社の方針として正社員は全員、整理収納の資格を取得しています。私自身も学び実践した経験から、整理収納は単にものをしまう行為ではなく、生活そのものを変える可能性を秘めていると実感しました。整理収納を徹底することで、必要なものと不要なものが明確になり、無駄な買い物が減り、本当に良いものを大切にする生活へと自然に変化していきます。当社の社員全員がこの感覚を深く理解するために、身をもって体験する機会をさらに増やす必要があります。
私たちは、実際にストレージを利用しているお客様にインタビューを行い、その内容をウェブ情報誌「ストレージライフ」で発信しています。記事では、「使って良かった」という感想に留まらず、ストレージ利用による「生活の変化」や「家族との関係性への良い影響」など、お客様の生活や価値観を深く掘り下げています。この取り組みを通じて、ストレージが単なる収納スペースではなく、お客様の生活をより良く変える商品であることを社内外に啓蒙しています。特に当社の社員においては、このように利用者の生の声に触れる機会を作ることで、冒頭で掲げた「人々の生活を豊かにする」という使命の理解が深まると考えています。
この理解こそ、目先の目標を追うのではなく、社員一人ひとりが日々の仕事がお客様の感動に直結していることを実感できる土台となります。「お客様のために行動することで結果がついてくる」という体験を社員が積み重ねることは、「人々の生活を豊かにする」という使命のもと、会社が一致団結するために不可欠です。私としては「使命を果たす」行動ができないと、これからの世の中で企業として生き残っていくことはできない、というくらい強い危機感を抱いています。
その前提として、当社が提供するストレージは、目に見えない部分まで徹底した安心・安全・清潔で使いやすい環境であることが重要だと考えています。例えば、お客様が車でスムーズに入出庫ができるよう、段差や視認性の悪い箇所がないか細部まで気を配った現場づくりをしています。また、「ものを大切にする」という観点から、コンテナの100年利用を目指しています。古くなったからと安易に廃棄せず、より長くお使いいただくために、定期点検やフルメンテナンスを行い、長期的な視点をもって維持管理を徹底しています。
これらの理念と使命に基づいた取り組みを通じ、私たちは業界全体のストレージ業界全体のレベルアップに貢献し、日本中の人々の生活を豊かにすることに繋げていきたいと考えています。結果で一番を目指すことも重要ですが、使命や志で一番になるという考えこそが、エリアリンクの明るい未来を築くと私は信じています。今こそがその分岐点です。当社は使命を果たすべく、日本一、そして世界一を目指して進化し続けてまいります。
今回の「時代を読む」が、皆様のお役に立ちましたら幸いです。
 
           
           
                                           
                    