VOL.316 2025年 12月号
今回は、当社の使命の実践についてお話しします。
当社は、あらゆる取り組みにおいて実践を重視しています。前回は当社の使命についてお話ししました。「ストレージで人々の生活を豊かにする」と掲げるだけでは、単なるスローガンになってしまいますので、この実践を通して社員全員で使命を果たせる体制を実現したいと考えています。
使命はとても大きなテーマなので、まず「豊かにする」ということを、「お客様を豊かにする」「社員とその家族を豊かにする」「社会を豊かにする」の3つに分類して再定義し、それぞれに具体的な実践を始めることにしました。
「お客様を豊かにする」ために私たちが実践していることは、全社員が収納のプロフェッショナルとなることです。収納に関する知識を学び実践することで、社員一人ひとりがお客様の真のニーズを理解し、新しいサービスや商品の発想を生み出す力を養うことができると考えています。
次に、「社員とその家族を豊かにする」ためには、社員の給与をあげることが重要な要素の1つであると私は考えています。そのためには、会社の収益向上が前提にあります。そのほか、当社ではリモートワークや時間休制度を導入し、社員の働きやすい環境づくりのためにあらゆる実践を重ねてきました。このことだけが理由ではありませんが、こういった実践を経て社員一人ひとりの生産性と能力が向上した結果、「少人数経営」を実現できています。
また、「社会を豊かにする」ために、「ものを大切にする」という観点から、当社は「コンテナの100年利用」を目指しています。ものの捨て方や買い方を含めた、生活全般に関する改善を提案していくことも重要だと考えています。
このような実践重視の考え方は、エリアリンクのしくみのすべてに根付いています。当社の教育制度「エリアリンクマスター」も、実践が基本です。みずから実践することで気づきを得て身に付き、やがて社員にとって手放せないものへと進化していきます。私は、先にご紹介した使命に関する実践を重ねることで、エリアリンクマスター同様、社員たちにとって当社の使命も手放せないものになると信じています。また、使命とはそうであるべきだとも思います。
以前の「時代を読む」でも触れましたが、金融崩壊のような世の中に大きな変化が起こる可能性がある今こそ、会社の使命や存在価値は何であるかを問い続ける必要があると私は思っています。使命の実践を通し、世の中に必要不可欠な存在となっていくことが、将来のエリアリンクに求められていることではないかと考えています。これからも社員一丸となって実践と改善を重ね、お客様の喜びと社会への貢献に繋がるアイデアを生み出し続けていきます。
今回の「時代を読む」が、皆様のお役に立ちましたら幸いです。