エリアリンク教本2 - エリアリンク株式会社

林尚道の
「時代を読む」

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VOL.139  2011年 07月号

エリアリンク教本2

今回は、「エリアリンク教本2」というテーマでお話します。  

   2011年3月号でお伝え致しましたが、現在当社では、エリアリンク教本というものを作成しています。こちらは私が今まで実践して来た中で役に立ったことを書面化し、社員に配布しています。たくさんの項目がありますが、皆様にもお役に立つことがあればと思い、今後少しずつではありますが、この「時代を読む」でもご紹介させて頂きたいと思います。

   今回の項目は、「豆ノート」と「懸案事項処理表」です。(一部抜粋)

「豆ノート」

『私は昔から、歩いている時や電車に乗っている時、あるいはお客様のところへ行った時など、ちょっとした事でもメモをとるという癖をつけていて、思い付いたことや打合せの内容を漏らさないように、豆ノートという小さなノートを使っていました。

豆ノートは丁寧に書くのではなく、気が付いたら絶えず書き続けるもので、ふと浮かんだアイディアや、今心配していること、何か約束事などがあればそこにメモをします。すぐに書くものなので、豆ノートは絶えず身体から離さないようにして持っていなければなりません。 そして、私がよく行っていたことは、その豆ノートを時折見返して、過去にあったことを振り返り、気づきや反省したこと、改善したことなどを忘れずに次に繋げて行きました。

この豆ノートは抜群の威力を発揮します。ノートをとっているという事で周りの人が見た時に、この人はきちんと書いていて信頼出来るなと思われたり、あるいは書き漏らさないことによって、ミスが大変減ります。豆ノートは使い終った順に番号をつけて保管し、皆さん自身の財産にして頂きたいと思います。

「懸案事項処理表」

『私は昔から小さなノート(※豆ノート)を持っていて、約束事や問題などをすぐにメモし、その場で懸案事項処理表というものに全部書き写して使用していました。そして自分がやるべきことを一覧にして、その期日をチェックしていくのです。期日は絶対に守らなければいけません。

私が会社に勤めていた頃は仕事をたくさん与えられていたので、色んな事にミスがあっては大変だと思い、全て懸案事項処理表に行うべき内容を書いて、日付を入れ、完了したら消すことを繰り返し、項目が全部消えるまでずっと机に貼っていました。全部消えるまで片付けませんでした。

懸案事項処理表があれば、頼まれた事を忘れる事はありえません。頼まれた事はすぐにメモし、メモしたものをすぐに書き写す事が当たり前になって、いつものルーティンにしないといけません。そして、やり続ければ凄く仕事が出来るようになります。この会社で、こういうことを習ったことによって、きちんと期日が守れるようになり仕事が出来るようになった、忘れ物をしないようになった、と言えるようになって頂きたいと思います。是非、やり続けて下さい。』

   以上、一部抜粋ですが、このように出来るだけ話し言葉で書面化し、忘れても繰り返し読み返すことが出来るようにしています。これらを継続して行くことによって自分の財産となり、各個人が成長する為の社内教育の一環として使用しています。何か参考となりましたら幸いです。

代表取締役会長 林 尚道

代表取締役社長 林 尚道