コミュニケーション - エリアリンク株式会社

林尚道の
「時代を読む」

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VOL.153  2012年 09月号

コミュニケーション

 今回は、「コミュニケーション」というテーマでお話します。

 当社では現在、コミュニケーションを非常に重要視しており、色々な取組みを行っています。
 具体的には、「コミュニケーション&ビジョン費」というものを支給しています。これは、部署ごとに毎月支給され、部署の責任者とメンバーで、ランチやお茶をしながら意見交換の場を設ける為にあります。社員から汲み上げた意見は、毎月1回行う「社員の声委員会」という場で解決策について議論し、改善に取組んでいます。こうすることで、社員の意見が会社に反映される取組みや仕組み作りを行っています。

 また最近では「親和会」という取組みも始めています。バーベキューやビアガーデン、屋形船などを開催し、社員が楽しみながら互いにコミュケーションを取れるように工夫しています。この会には社員の家族も無料で招待しており、回を重ねる毎に家族の参加が増えています。やはり家族の応援があってこそ社員も十分に働けるのだと思っていますので、家族にもエリアリンクの一員だと感じてもらえるような取組みは大切であると考えています。

 このようにコミュニケーションを重要視しているのは、社員教育も会社の業績も根底には社員同士の繋がりがあり、会社を運営していく上で必要なことだと気付いたからです。
 私が以前いたスターツ社では非常にコミュニケーションを大切にしており、人事異動や誕生会に役員が参加するなど非常にマメに時間を取っていました。それもあって若い頃は私もコミュニケーションを重要視しておりましたが、当社が上場する少し前から、あまり社員との距離が近過ぎるのは良くないのではと感じる時期がありました。しかし、スターツ社の会長や様々な方々からコミュニケーションを絶えず続けることは、会社運営として最も重要な課題であることを教えて頂いたことにより、改めてコミュニケーションの大切さに気付き、当社も遅ればせながら取組みを始めるようになりました。


 まだ成功しているわけではなく、今後も取組む課題が多く残っています。私は、コミュニケーションというのは時間と手間を掛けなければいけない課題であると考えています。


 私の最終的な理想は、社員が「エリアリンクは日本一」や「未来のエリアリンクに入ってくる社員のために良い会社にしよう」と自然に言えることです。やはりそう言えるようになった時に、本当の意味で良い会社になり、何百年と続いていく会社やお客様に信頼される会社を作れるのではと感じます。今のうちに根幹を築いて、自分の次の世代に移行して行きたいと思っています。


 まだまだ課題はたくさんありますが、課題の解決は、何をおいてもまずコミュニケーションから始まるのだと思っています。やはり社員の満足やコミュニケーション無くして良い会社にはならないと考えています。成果や結果は色々な意味で表われると思いますので、いずれ発表したいと考えています。宜しくお願いいたします。

代表取締役会長 林 尚道

代表取締役社長 林 尚道