ソフトバンク社に学ぶ - エリアリンク株式会社

林尚道の
「時代を読む」

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VOL.212  2017年 08月号

ソフトバンク社に学ぶ

ソフトバンク社は皆さんご承知のとおり、孫正義さん率いるグローバル企業であり、先進のノウハウをたくさん持っています。そして、孫正義さんは、先見性の高さでは世界で5本の指に入る人だと思っています。
 ソフトバンク社は、あらゆる点でスピーディに進化する会社です。G-suiteの活用方法一つをとってみても、コミュニケーション機能ばかりでなく、スケジュール管理、ビデオ研修等をどんどん使いこなしています。当社は、業界こそ異なりますが、ソフトバンク社のような世界でも有数の、高い先見性を持つ企業から学んでいます。そしてさまざまな先進のツールを我々の業界にあった方法で導入し、営業系だけでなく管理系でも当社独自に進化を遂げさせています。
 先日、AIについて話を聞く機会がありました。AIとは人工知能である、と簡単に言いますが、実は知っているようで知らないことが多くあります。内容は非常に興味深くとても刺激的であり、AIは今後、生活していくうえで、重要なものになると感じました。AIでは、一つのパターンを作り上げると、その後も継続して成功するということ、これはけん玉を行うロボットが1回入って成功するとその後全て成功する、という事例でわかり易く説明されていました。今はさらに発展して、営業の成功事例をどんどん取り込んでいくと、AIが営業の悩みに答えてくれる仕組みが出来るということでした。
 AIを通じて、数多くの経験から得たデータを活用し、積み上げていくことで営業や経理面などのあらゆる分野で課題に対する最適な判断と回答をくだせる最高の上司を作り上げることが出来ます。人間はいずれ年老いて進化が止まりますが、AIは進化し続けます。さらに進化したAIから私たちが教わる日もそんなに遠い未来ではないでしょう。当社もAIの導入を検討しています。AIの知見を積み重ね、当社流に活用できるようになると、当社はとんでもない会社になります。社員を増やすくことなく、さまざまなことができる会社になるのです。社内のコミュニケーションも高まり、仕事の効率も上がります。様々なデータが蓄積され、新しい手法も生まれます。そういう時代がすでに始まっているのです。当社では、次の時代を見据えて、AIの導入に着手していきます。
 日本で大きくなる企業の経営は、どうしても日本流になります。日本流はどちらかというと先進的なグローバル企業で行われるような、世界流の経営とは異なっています。私は、世界を知って日本の良さを加えることが最高の経営に繋がると思っています。成長企業は、常に世界を意識して、物事を考える姿勢を持っていなければならない、と考えるからです。それは大胆さと繊細さの融合であり、将来、世界で成功することに繋がります。クラウドやAIというと、少し難しい話と思われがちですが、私たちの生活に身近なものになっています。今からある程度関わっていないと、取り残されてしまうでしょう。時代は大変なスピードで進んでおり、気を許すことはできません。但し、お互いの人間関係、コミュニケーションは忘れてはならないと思います。
 当社もグローバル企業に負けることなく、素晴らしい会社作りをしていくために、日々挑戦を続けていきたいと思います。

代表取締役会長 林 尚道

代表取締役社長 林 尚道