時代を読む

VOL.220 2018年04月号

私の信念

今回は、今まであまりテーマとしたことがない、私の信念についての話をしたいと思います。今、強く想っていることは、おせっかいかもしれませんが、社員や私の家族にその人生の終わりにあたって「幸せな人生だった」と言って欲しい、ということです。
 最近では、人の寿命は100歳という話が出てきています。当社の社員も90歳位まで生きるのが普通となり、100歳まで生きる人も多くなるでしょう。私は、社員にその人生の最後に、自分の人生が、「幸せな人生だった」と思って欲しい。人は、人生最後の10年が悪いと相当後悔すると聞いています。当社の社員には、後悔の無い人生を送って欲しい。そのためにはどうしたらよいか、ということを常に考えています。
 当社は、社員教育に力を入れており、どうやったら仕事がうまくいくか、どうやったら人生がうまくいくか、という仕組みを作り教育しています。基本的には、自分のことを自分で管理する方法を教えています。但し、教育対象の大前提として、毎朝の環境整備や挨拶といった努力をすればできることを、しっかりと行っている人を対象としています。
 さらに当社では、休みが多く、給料が高く、残業が少ない会社作りを目指しており、その実現に向けて「理念」を14項目の行動指針に分類し、点数化する制度を設けています。基準点を超えた人たちをエリアリンカーと名付け、その方たちには、毎週金曜日は会社とは異なる場所で仕事をしてよいと定めています。その代わり、金曜日は社員や家族、友人と一緒にいることは禁じており、自分ひとりで考える日にするよう求めています。普段では考えられない、部署の将来ビジョンや部下の将来像を考える日と位置付けているのです。今では、よく物事を考える日になってきた、という話も聞こえてくるようになりました。
 当社は「未来型理想企業」というテーマで、他社に様々なノウハウや仕組みをお教えしています。お教えした企業には、効果的な結果が出ており、将来的にはその企業数を全国に100社、1000社に広めていきたいと考えています。当社の社員であれば、定年後、あるいは50歳前後で引退した後、コンサルタントとして当社の仕組みを他社に指導することもできるでしょう。同時に定年後に集まることができるOB・OG会についての構想も練っています。年齢を重ねたときに働く先がないことや、一緒に時間を過ごせる友人がいないことに困ると思っているからです。
 さらに、もう一つ、考えていることがあります。社員1人1人の100歳年表の作成です。100歳までの、家族、仲間、仕事、お金、旅行等の楽しみ等の全てを年表として作成し、そのために不足している点をどのようにして補うか、ということを教えていこうという計画です。大きなお世話ということは理解していますが、私がいろいろと経験した中で、もっとこうしたらよいのにと思うことが沢山あります。指摘を実行するかしないかは自由ですが、しかし結果的に後でよかったと思ってもらえるように、今後もおせっかいを続けていきたいと思っているのです。社員が「私の人生は本当に幸せだった」と思うことが、私にとっての理想であり、私やエリアリンクに感謝して欲しいと考えてのことではありません。
 現在、私も自分の100歳年表を作っていますが、これはやはり楽しいです。年表を作りながら自分の人生を真剣に考えて、どうやったら楽しくなるか、どうしたら人生が充実するか、どうしたら家族が幸せになるか、ということを考えています。自分の人生を真剣に生きて、「私の人生は幸せだった」と思っていただきたい、私の望みはただそれだけです。
 一昔前は、このようなことは思いも及ばないことでしたが、ある時から私の信念として皆さんにお伝えすることができるようになりました。
 今回は私の想いのお話をしました。皆様のお役に立つことがあればと思っております。

代表取締役社長 林 尚道

代表取締役社長 林 尚道