バブル再開か? - エリアリンク株式会社

林尚道の
「時代を読む」

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VOL.275  2022年 7月号

バブル再開か?

今回の「時代を読む」は、以前から何度かお話していますが、「バブル再開か?」というテーマでお話します。

過去数十年、世界の物価や給与の推移を見比べた時に物価も給与もほぼ上がらなかったのは日本くらいではないでしょうか。最近の為替市場は円安基調であり、日本の株価は低迷していると考えています。国内の一部の不動産価格は既に上昇していますが、円安・投資利 回り等の要因を考慮すると、そろそろ世界の資金が日本に流れ始めるのではないかと思っています。

私は常々、この世の中はバランスの中で成り立っていると考えています。何かが行き過ぎればまた元に戻りますし、右に寄れば今度は左に寄っていく、といったようなことです。最近では、コロナも少し落ち着きつつあり、様々な経済活動が活発化しお金の流れも一気に動き出すのではないかと思っています。もちろんすべての株式・不動産が対象という訳ではありませんが、海外から良い株式・不動産にどんどんお金が流れていき、それに反応するように国内の人たちがさらに投資をする、という動きが活発化するのではないかと予測しているのです。

私は、今年の後半からバブルが始まり、2~3年の後には崩壊を迎え、様々な分野において構造変化が起きると考えています。その後は、氷河期に恐竜が滅びたように、大企業を中心に企業は大きな痛手を受けることになるでしょう。

企業は社会に貢献するという使命がありますが、それに加えて会社で働いている従業員が幸せであることが必要です。そのために当社では、少人数での経営を実践し、また従業員一人一人の才能を開花させ活躍してもらうために、エリアリンクマスター制度をはじめ、さまざまな「気付き」を得ることができる仕組みを導入しています。この仕組みを施行すると、会社のパーヘッド利益も増加し、従業員の平均給与も他社と比較して高い、そして休みも多い、時間と場所において自由な働き方を実現する会社を創り上げることができるはずです。

是非、皆さんもこの機会に足元を見直して、従業員一人一人が能力を最大限に発揮できる会社を目指して欲しいと思います。そうすれば時代が大きく変化するときにも柔軟に対応できるだけでなく、チャンスを掴むことができると思います。現状に浮かれ、バブルに乗ってここに投資すると儲かるから、という発想ではなく、確実に着実に、そして効率的に従業員一人一人が結果を出すために能力を発揮しきれるような仕組み作りをすること-これが当社の原点ですが-が今こそ必要だと思います。

今回の「時代を読む」が、皆様のお役に立つようにと願っております。

代表取締役会長 林 尚道

代表取締役社長 林 尚道