VOL.274 2022年 6月号
今回の「時代を読む」は、私自身が以前に聞いた話の中から、「人生の最後に後悔する人が98%」というテーマでお話しします。
私の人生のテーマは、人生の最期において「本当に良い人生だった」と言いたいということであり、それは一緒に働いている社員に対しても同じように思って欲しいと考えています。そのような最期を迎えるためには、常日頃から充実した毎日を過ごしていく必要があります。
私は、この人生テーマを実現するために「毎日が最高の日」となるように、日々過ごそうと思っています。もちろん、毎日の生活でもよい事もあれば悪いことも起こります。私は、自分自身に何か悪いことが起きたときには、今の自分にどこか問題があるのではないか?と考えるようにしています。よい事があれば、本当にうれしいですし、ありがたい、と感謝しますが、悪いことが起きた場合でもそこから何かを学び、そしてそれが人生の糧になりもっと良い人生になっていくと思っているのです。
私は、才能が無い人はいないと思っています。才能という種に水を注ぎ続けることができれば、芽が出て開花します。また、悪いことが起きた場合でもそこから何かを学ぶ、そしてよい事があれば感謝する。それと同時に、人のお役に立ちたい、世の中のお役に立ちたい、と願うことも大事なことです。それを日々繰り返し、願い続けることで「毎日が最高の日」を経験することができるはずです。一方で、私を含めて人間は怠惰な生き物です。言葉で言うのは簡単ですが、毎日続けることは大変ですし、さぼりたくなることもあります。人のせいにもしたくなりますし、政治が、経済が、世の中が悪いと言いたくもなります。それでも「毎日が最高の日」であろうと想い続けることができれば、きっと2%の「人生の最期において後悔しない人」になることができるでしょう。
私は宗教学者ではありませんが、私たちがこの宇宙で生かされているということは、本当にすごいことだと思います。本来きっと、すべてがうまくバランスされている中で生きることができ、すべての人が良い人生を送れるようにできているのだと、と思っています。真面目な人は馬鹿を見る、というような話もありますが、私はそのようなことは「絶対にない」と固く信じています。
私の勝手な考えではありますが、是非皆様も毎日が最高の日になる努力をして日々過ごしてみてはいかがでしょうか?
今回の「時代を読む」が、皆様のお役に立つようにと願っております。