仕事観と人生観 - エリアリンク株式会社

林尚道の
「時代を読む」

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VOL.277  2022年 9月号

仕事観と人生観

今回の「時代を読む」は、私が素晴らしい人生を送るために必要だと考える、仕事観と人生観というテーマでお話します。

私は、お会いする経営者の方によく「どんな人生を送りたいですか?」と質問しますが、ほとんどの人の回答は仕事に関することがメインとなります。逆に一般の人は、仕事観が少し弱いという感じで、人生観は漠然とした「幸せな人生」「楽しい人生」というような抽象的な人生観を持たれている方が多いと思います。私も若いときは、仕事に邁進する日々でしたが、50歳を過ぎた位から「私の人生はどうあるべきか?」「仕事はどうあるべきか?」ということを真剣に考えるようになりました。

私は、ストレージという商品を世の中に広めることで日本の生活を変えたい、また整理収納という考え方を浸透させ日本の生活を豊かにしたいという仕事観を持っています。それに加えて、ストレージを中心としたストック型ビジネスにより、社員一人当たりの利益(パーヘッド利益)を追及することで社員の高い報酬と場所・時間にとらわれない自由な働き方を実現し、社員にとって良い会社、そして社員にとって良い人生だった、と言わせたいと考えています。

一方、私の人生観はというと、「毎日が最高の日」というテーマのもと春・秋は京都、夏は軽井沢、冬は沖縄やハワイというように季節に合わせて住む場所を変えて、それぞれの地域で季節を感じながら様々な人と交流することで笑いがあり・刺激があり・学びがあり・感動があり、そしてそこで過ごす時間のおかげで新たな気持ちで良い仕事ができ、また最高の毎日を過ごす、といった考えです。もちろん日々を過ごす中で嫌なこともありますが、その時は何か自分に間違っていることがあるのではないか?何かを気付かせようとしているのではないか?と考えるようにしています。

仕事と人生、おそらくどちらかだけが上手くいくことはなく、こうした人生観を持つことで仕事に集中することができ、仕事に集中することでよい結果が出て、結果が出ることで人生にもプラスに働く、ということがより良い人生に繋がるのではないかと思います。

このような仕事観・人生観を持たない、という選択は簡単ですが、是非社員には真剣に考え、自分なりの答えを見つけて欲しいと思っています。今の私の人生があるのは、「実践あるのみ」です。若いときから何事にも挑戦し実行したからこそなのです。おせっかいかもしれませんが、素晴らしい人生を送るために仕事観・人生観を持つことは大事だと思いますので、是非一度真剣に向き合ってみてはいかがでしょうか。

今回の「時代を読む」が、皆様のお役に立つようにと願っております。

代表取締役会長 林 尚道

代表取締役社長 林 尚道