経営に対する私の考え方 - エリアリンク株式会社

林尚道の
「時代を読む」

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VOL.283  2023年 3月号

経営に対する私の考え方

今回の「時代を読む」は、経営に対する私の想いと、考え方をお話します。以前の時代を読むでもお話していますが、私の最終的な目標は、当社で働く社員が、人生の終わりを迎えるときに「良い人生だったな」と思える人生を過ごして欲しい、ということです。何かの話で、大多数の人は人生の最期において「こんなはずじゃなかった」と後悔する、ということを聞いたことがあります。「良い人生」とは、人それぞれ感じ方が違うとは思いますが、仕事のやりがい、収入、私生活、仲間、定年後の過ごし方等、様々なことが影響するのではないでしょうか。

人生100年時代と言われる今日において、たとえ定年を引き上げたとしても残りの人生は20年も30年もあります。そう考えると、人生を楽しむためにはある程度の収入も必要ですし、働く場所や仲間、また働くことでの生きがいも必要になるでしょう。

当社は前回の「時代を読む」でお伝えした通り、少人数経営のもと社員の給与水準を上げていく方針であり、また当社の従業員持ち株会制度は、会社負担が15%です。将来的には、当社の気付きの仕組みであり、成長を実現するための実践プログラムである「エリアリンクメソッド」を身に着け、それを社員がコンサルティングとして他社に教え、お役に立つことで、社内だけでは気付けないやりがいに加えて、収入を確保できる仕組みを考えています。現在は実感がわかないかもしれませんが、いろいろ仕組みをつくり、準備し、社員がふとその仕組みに気が付いたとき、「自分はエリアリンクの社員でよかった」と思ってもらいたいのです。

私はこれを「未来型理想企業」と言っています。私は、日本に限らず世界の会社もたくさん見ていますが、今までにないそのような会社を創り上げたいと考えています。チームワークや思いやり、きめ細やかさといった日本固有の良さを活かしつつ、厳しいけれども会社の成長とともに社員も成長し、それが自分の収入の拡大にもつながり、仕事のやりがいと一緒に働く仲間がいる、そのような会社を創ることが、私の大きな夢となっています。この考え方を次世代にもしっかりと引き継いでいきたいと考えています。

繰り返しにはなりますが、社員に「良い人生だったな」と思える人生を過ごして欲しい、当社は、そのような考え方を大事にしている会社でありたい。そんな会社を創ることが私のやりがい、そして経営に対する考え方なのです。「良い人生だったな」という社員の最後の言葉を想像しながら、これからも会社の成長に邁進していきたいと思っています。

今回の「時代を読む」が、皆様のお役に立つようにと願っております。

代表取締役会長 林 尚道

代表取締役社長 林 尚道