理念・ミッションの重要性 - エリアリンク株式会社

林尚道の
「時代を読む」

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VOL.127  2010年 07月号

理念・ミッションの重要性

   今回は、「理念・ミッションの重要性」というテーマでお話します。

   当社の企業理念は、『世の中に 便利さと 楽しさと 感動を提供する』であり、また3つのミッションとして、『2030年に100万室のストレージ会社』  『お客様満足No.1』  『社員満足No.1』を掲げています。

   今までも企業理念は存在していましたが、社員も日々の業務に追われて、その言葉自体が常に念頭には無かったのが現状だったと思います。私もどちらかというと、少し前までは会社を大きくすることに力を入れており、外に向かって仕事をして来たという感じでした。

   今は毎日のように、理念に基づいている行動か、ミッションは達成出来るかを考えて実行しています。

   例えば、現在では保守メンテナンスに力を入れていますが、起こったことをただ対処するのでは無く、何故それが起こったのだろうかということに目を向け、根本処理を目指しております。お客様の満足の為には場当たり的な処理ではなく、根本解決が必要であることを、社員が自分自身で実感しているところです。どんどんお客様の所へ伺い、いろいろなご意見を頂き、実際にお客様はどういったことを考えているのかということを肌で感じています。まだまだ課題は多いですが、ミッション達成の為には必要不可欠なことです。

    また、社員にとってどうすれば夢を持って仕事が出来るかを考え、組織のあり方を見直しています。新たな人事評価制度として、各部署と各社員に役割と責任と権限を持たせるようにしました。どうしたら自分の役割が果たせるか、自分の責任を果たせなかったらどうなるか、責任を果たす為にはどういった権限を持たせるか等を、一つ一つ明確にしています。総務や経理の部署も他社様に訪問し勉強させて頂き、理想の会社のアイデアがどんどん出て来ています。

  社員全員が参加した形で、理念に基づいたミッションの達成が日々近づいて来ている実感があります。今まではトップダウン型だったかも知れませんが、各自が自ら行動して行くことによって、本当にいい会社になって行くことを感じています。

   最近では、『理想の会社物語』というものを作っています。お客様に喜ばれたこと、感動したこと、達成感を得たこと等を日々更新して行き、永きに亘り、社員に受け継いでいくものです。

   皆様の会社にも企業理念等があると思いますが、トップの社長自らがそのことに日々向かい、社員へ真意を伝え、実行して行くことが非常に重要だと思います。このような表現が正しいかどうか分かりませんが、自分の反省を含め今回は感じていることを書かせて頂きました。ありがとうございました。

代表取締役会長 林 尚道

代表取締役社長 林 尚道