時代を読む

VOL.223 2018年07月号

筋肉質の会社を作る

今回のテーマは、当社が実践している「筋肉質の会社を作る」という内容でお話します。常々「時代を読む」でもお話をしていますが、一般的に会社組織の中では、既成概念にとらわれた仕事や無駄が多いと思っています。
先日も、最近入社した外資系出身の社員から、「エリアリンクは、わざわざ紙を出すことを重視していると思いました」と言われました。その外資系の会社では、紙もFAXすらもないということでした。そのことからわかったことは、私たちは仕事上で、紙を使うのが当たり前という既成概念にとらわれていたということです。
世の中は進化を加速しており、景気もこの先どうなるかわかりません。好況(良い時)と不況(厳しい時)が循環するだろうことは、容易に想像がつきます。厳しい時が来た時に何をすべきかを考えるのではなく、厳しい時が来る前に、何をすべきかを考え、実行することが重要です。そのような対策を打って入れば、仮に厳しい時が来なかったとしても、以前より筋肉質な会社になっているはずです。
当社では、会社を筋肉質に作り変えるために、この6月から「エリアリンク改革プロジェクト3」を始動しました。社内の至るところにこのポスターを掲示するなど、全社員が意識して取り組んでいます。その1つ目は恐慌対策プロジェクトです。恐慌という言葉は少し大袈裟かもしれませんが、それ位の出来事が起こることを想定したうえで、各部署が何をするべきかを提案して、その進捗確認を毎週行っています。2つ目は経費改善プロジェクトです。携帯電話、公共料金、レンタカー代、ガソリン代、人件費等、あらゆる経費の3年推移をグラフ化し、無駄がないか分析を始めています。3つ目は作業ゼロ・紙ゼロプロジェクトです。各部署が作業項目を数十項目上げて、その重要度に応じて○△×で分類し、無駄な作業を減らしています。
全社をあげてこのプロジェクトを始動した結果、いろいろな無駄が見えてきました。FAXのためにわざわざ資料を印刷する、白黒でもよいものをカラー印刷する、などということが平然と行われています。自分のお金だったらやらない無駄なことも、会社のお金だと平気で実行されてしまうのです。これは非常に危険だと思いますので、今一度社内でこのような感覚を持たない、また、このような無駄が行われないように徹底させなければならないと思っています。
また、社員が目的意識を持つことも重要です。給料は、仕事の目的を達成したことへの報酬であり、この時間を働いたから給料をもらうという考え方では、成果に限界が出てきます。少人数で経営を実践していくには、「人が足りない」などという現場の意見を聞いて人の補充を行うのではなく、まず、どうしたら今の人数で出来るか、を考え計画し、実行していくことが重要だと思います。少ない人数だからこそ、社員一人一人の顔を見て仕事を進めていくことができますし、工夫し成果を上げた社員は給料を昇給させていくこともできるのです。
近い将来、AIに取って代わられる仕事がますます増えていくことでしょう。当社の社員には、社員が機械やAIに取って代わられない、未来に向かって働ける働き方を教えています。それを行わないと企業の存続もないだろう、と私は考えています。
今回の時代を読むが、皆様のお役に立つようにと願っております。

代表取締役社長 林 尚道

代表取締役社長 林 尚道