時代を読む

VOL.225 2018年09月号

時代のスピード

 今回は、「時代のスピード」というテーマでお話いたします。皆さんも雑誌や新聞等でGAFA(ガーファ)という言葉を聞いたことがあると思います。世界の名だたるIT企業、Google、Apple、Facebook、Amazonの4社の頭文字をとった略称です。この4社は、さまざまな場面で取り上げられていますが、その事業展開は大変スピーディであり、その発想は常に世界を見ていると感じます。
 この4社は、ITを駆使しながら、先見性とスピード感を持って物事を進めており、他業種の人から見るとどうしても他人事のように映ってしまいがちですが、私は彼らが時代を創っていると実感しています。身近なスマートフォンや物流・倉庫、ロボットやAI、GoogleMAPのような今までは考えられなかったことを簡単にやり遂げてしまう、既存の考え方をぶち壊していくような感じです。
 GAFAの登場により、ITが急速に発達したことで、情報革命が起こりました。将来、会社は全く別の形になることでしょう。これからは、社内にITに関しての世界の潮流や今後の動向を良く理解する人材が必要であると考えています。極端に言えば、社内の半分がITエンジニアでもよいのです。そのような会社が新しい方法をどんどん生み出し、既存の業態を一気に変えてしまう可能性がある、ということを理解している人は、まだまだ少ないように思います。ITを活用すれば、仕事が便利になるといった程度の問題ではなく、情報革命というのは、大変なスピードで、そしてとんでもない勢いで、様々な業態をぶち壊していくことでしょう。従って、自分たちの仕事がぶち壊される前に、もっとGAFAの動向に関心を持ち、ぶち壊されないための対策を打つ、またどのように情報革命に対応していくかをもっと真剣に考えなければならないと思います。
 アメリカを例にとれば、書店や玩具店が事例としてはわかりやすいと思います。これらの産業は、気づいた時には、一気にものごとが進んでしまっており、どうすることも出来ない状態だったと思います。
 現在起きている情報革命は、産業革命の何十倍、何百倍のスピードで世の中が動くことがある、ということを私たちはもっと理解する必要があります。携帯電話一つ見ても、こんなに小さい機器で通話が可能になったばかりか、簡単に好みの飲食店やありとあらゆる商品を探して購入することができるようになっています。ほんの20年前に、こんな便利な世の中になるということを誰が想像したでしょう。今後は、医療の世界でも同様のことが起こると思います。
 私は、パソコンを全く触らないくらいITに疎かったですが、最近は社員の日報を電子化したり、会議資料もiPadで見たりと積極的にITに取り組んでいます。
 皆さんは、エリアリンクのスピードは早いと言いますが、私は早いと思ったことは一度もありません。どちらかと言うと何とか時代に追い付いていこうと必死になっているぐらいだと思います。当社は2025年に100名で100億円の利益を達成するという目標を掲げています。そのためには、今の半分の人数で行う方法はないか、出社日数を半分にしてできる方法はないかといったことを考える必要があると思います。時代のスピードに追い付いていくためにも、改めて皆さんも、自身の既成概念を取っ払って考える時が来たのではないでしょうか。
 今回の時代を読むが、皆様のお役に立つようにと願っております。

代表取締役社長 林 尚道

代表取締役社長 林 尚道