時代を読む

VOL.230 2019年02月号

時代の方向性

今回は、「時代の方向性」というテーマでお話いたします。

今、世界はGAFAを中心にIT革命と言われ、日々様々に進化しています。また昨年のシェアハウス等のニュースにより金融情勢も一変しました。その結果、個人に対する不動産融資がかなり厳格化されたことで、不動産市況は今後一層厳しくなるのではないかと危惧しています。過去を振り返ると、金融が締まると不動産市況に影響を与え、また緩くなるということを何度も繰り返しています。

当社もこの繰り返しのなかで、底地事業を立上げましたが、今では業績に大きく貢献する事業に育っています。底地事業は、なんと言っても売却先の候補が決まっており、時代背景が良いとか悪いとかに関係無く、ニッチですが安定した事業です。このような不動産に関するニッチ事業は他にもたくさんあると思います。IT化により、少人数でお客様の満足が得られる累積型のビジネスに転換することができれば、かなり面白いと思います。当社が行っている、貸会議室もSOHOもその一つです。今後は、お客様に必要とされる事業であり、かつ累積型ビジネスであること、そして不動産においてニッチな事業であること、そういったビジネスの軸を何本も重ねることにより、非常に安定した収益が得られる経営が出来ると考えます。それには社内に不動産研究所のような機能があり、日本だけでなく、海外にも目を向け、ニッチな不動産事業の情報を手に入れる必要があります。

さらに言えば、自分たちだけで行うのではなく、共存共栄するためにネットワークを作りながら広げていくと、自然に富裕層の囲い込みや次に繋がるビジネスへ展開することもできるでしょう。

安定した経営をするためには、安定した事業を行う必要があります。その安定した事業の中で、当然1番を目指しますが、当社では、最低でも3番以内を目指せる事業しかやってはいけないと考えています。日々進化していく時代において、IT技術、アイデア、ネットワークを駆使して行うニッチ不動産総合商社のようなビジネスは、より安定的で有効です。社長である私がいなくなっても、当社を安定して成長させ得る、非常に素晴らしい考え方ではないかと思っています。私は、確実に安定してお客様の満足度をどんどん上げていけるような、そして社会になくてはならない会社、本当にエリアリンクがあって良かったというファンが集まる会社、そういう会社を目指したいと思っています。お客様にも株主様にも、「エリアリンクは安心だ」、と思っていただきたい。当社に関わっていることは誇りであり、また社員も誇りを持って働ける会社でありたいのです。

私は常々思っていることがあります。それは、自分が欲しいものでなければ買うな、自分が良いと思わないものを人に提供するな、ということです。当たり前のことですが、事業の根源であると思います。これを実現できれば、私が不在となってもエリアリンクは50年、100年、200年と成長し続けることが出来る会社になるでしょう。

時代は凄まじい速さで変化しています、今回の時代を読むが、皆様のお役に立つようにと願っております。

代表取締役社長 林 尚道

代表取締役社長 林 尚道