ダッシュ - エリアリンク株式会社

林尚道の
「時代を読む」

  1. HOME
  2. >
  3. 時代を読む

VOL.235  2019年 07月号

ダッシュ

今回は、前回の「再出発!」に続いて、当社の将来に向けての方向性も含め、「ダッシュ」というテーマでお話いたします。

当社は、ストレージ事業をメインの事業としており、屋外型のコンテナタイプ、屋内型のトランクルームと土地付きストレージ(トランクハウス・プレミアム)を全国に展開し、ストレージNO.1企業、ストレージシェア50%を目指しています。ここ数年は都心部への出店を中心としてきましたが、さらに、コンテナタイプでの地方出店の強化ということを考えています。皆さん不思議に思うかもしれませんが、当社の最近の調査によれば、しっかりとしたマーケティングを行うことで、地方都市でも十分にニーズがあるエリアに現場を出店することができる、という結果が出ています。2019年12月期は企業体質を再構築するため、コンテナタイプの出店数は、ピーク時の30%程度まで抑える計画としていますが、2020年以降、再度出店を強化していこうと考えています。出店については、投資家にコンテナを売却して出店する方法で行う考えです。当社の資金の負担を軽減しつつ、出店する仕組みでリスクを最小化します。コンテナは、工期も短く、移動可能な商品であり、高い耐久性を持ち、価格も安価で、再利用が可能という優れた商品です。環境負荷も抑えられており、もっと幅広く、それこそ世界レベルで活用できるのではないかと考えています。具体的には、コンテナを活用した店舗、宿泊施設、避難用シェルター等、新しいサービスに繋がる可能性があるのではないかと考えています。ただコンテナは、見た目的には、近隣環境との調和といった面において、まだ改善の余地が大いにありますので、デザイナーを活用し、もっともっと近隣環境に適した外観に改善を重ねていく予定です。

土地付きストレージについては、4月に3号ファンドを組成することが出来ました。来期以降を見据えた仕入も再開していますが、今後は、継続的なファンド組成を見据え、慎重に進めていく予定です。

加えて、大手企業を含めた様々な会社とのコラボレーションを検討しています。具体的には、日本国内の人口が減少していくなかで、大手企業の遊休地・未利用地のストレージとしての有効活用です。最近は、取引様からも、「オレンジ色」「キティ」のハローストレージを見るようになった、とお声がけを頂くようになりました。今後も、コンテナタイプを中心としながらハローストレージの全国展開を進めていくために、ブランド力の強化、大手企業とのコラボレーション等、積極的に取り組んでいく予定です。

当社では、昨年から恐慌対策として事前に様々な準備を行ってきました。おかげでどのような環境下でも利益の創出できる、引き締まった企業体質が構築できたと考えています。そして今、将来へ向けて一気にダッシュする体制が整いました。今後の当社の展開にご期待ください。

また今回の時代を読むが、皆様のお役に立つようにと願っております。

代表取締役会長 林 尚道

代表取締役社長 林 尚道