時代を読む

VOL.237 2019年09月号

克己心と継続力

今回は、私の話になりますが、「克己心と継続力」というテーマでお話いたします。私が日々続けている様々なことに対して、自分自身は大したことはないと思っていましたが、いろいろな人に「そんなことはない」と言われるため、もしかしたら大したことがあるかもしれないと思い、少しだけ今回の「時代を読む」でお話します。

知っている人も多いと思いますが、私には毎日続けていることが非常に多くあります。まず一番長く続けているのがトイレ掃除です。トイレ掃除は30年以上続けています。始めたきっかけは、ある本にトイレ掃除を続けるとお金持ちになれる、と書いてあったからです。続けていくうちに、お金持ちになりたいという気持ちから、先祖に感謝するような気持に、不思議と変わっていきました。

私は毎日夜中の2時に起床しています。起床後、社員の日報を2時間くらいかけて返信し、それから専用の棒とクリームを使った足もみを10年以上、腹筋と腕立て伏せ、真向法というストレッチは20年以上続けています。毎朝30分の散歩、ゴルフも良くプレイしますが、基本カートには乗らずに歩きます。またお世話になった方に、誕生日には直筆の手紙と花をお贈りし、プライベートも含めお会いした方に「ありがとう葉書」も送り続けています。

これらを継続するだけでなく、常に新しいことにもチャレンジし、進化させながら今に至っています。私はすべてにおいて、「まだまだダメだ」という意識があります。経営についても健康についても、何に対しても、「自分は本当にまだまだ」という、克己心というか向上心が絶えず不思議と湧いて出てくるのです。

私は、季節に応じて軽井沢や京都での生活を楽しんでいます。そこにも毎年新しい課題を加えて、常に進化することを意識しています。新しい人脈を広げたり、新しいお店を開拓したり、行動範囲を広げたり、ちょっとした課題でも良いので、継続に加えて進化していくことを大切にしています。

このような考え方に加えて、何事からも逃げない、相手が誰であろうと間違っていることは間違っていると言う、つまり真正面から向かっていくということも、私が大事にしていることの一つです。さらに、私は、成長を目指さないこと、成長しようという意識を持たないことに罪悪感を感じてしまいます。皆さんは、もしかしたら私への印象として、努力とか地道に続けていくというイメージは薄いかもしれませんが、本当は地道にコツコツとひたすら続けていくという努力を惜しまないタイプの人間です。

自分で決めたことを続け、それを進化させてきたことで、自分自身も変化してきたことを実感しています。若い時、やんちゃだった自分が、本当に少しずつですがまともになってきたというような感じです。昔の私を知っている人のほとんどは、今の私は全くの別人だといいます。

私は決して立派な人間ではありませんが、それでもやはり人はそのような生き方をしていくと思いもよらない成長を遂げ、変化していくものだと思います。
今回は私自身の話が多くなり、最近の「時代を読む」とは違った内容ですが、少しでも皆様のお役に立つようにと願っております。

代表取締役社長 林 尚道

代表取締役社長 林 尚道