時代を読む

VOL.239 2019年11月号

全ては基本に戻る

私は、仕事においても私生活においても、流れが悪くなったり、状況が少し悪くなった時は、すべてを基本に戻すことにしています。今回は、「すべては基本に戻る」というテーマについてお話いたします。

私がまだサラリーマン時代のことですが、営業で物件が売れない、賃貸物件が埋まらないということは、当然ありました。そのような時、私は必ず物件の掃除をすることにしていました。それも雑巾掛けです。それ以外にもお酒と塩をまく、といったことを行い、物件の掃除やお清めを徹底して行いました。そのおかげかどうか、サラリーマン時代に目標未達成ということは一回もありませんでした。振り返ってその理由を考えてみると、何しろ現場に行くことと掃除を行うことを大事に思い、ずっと続けていたからだと思います。

机の上で物事を考えても答えは出ません。現場に行き、そこにいる人に「何か困ったことはありませんか」「気になることはありませんか」と必ず声をかけて、何か改善するきっかけを引き出してく、ということを本当によくやっていました。皆、「現場を見てきた」と口ではいいますが、ただ現場を見てきただけという人が意外と多いのではないかと思います。現場に行ったからには、必ず何か問題を見つけて帰る、現場の声を聞きだすということが必要なのです。また雑巾がけで掃除を行うことで、様々な不具合が見つかり改善につながりますし、商品の理解も深まり現場への愛着も沸くのです。

皆さんも普段の生活の中で思ったように物事が進まないことが沢山あるでしょう。そのような時は、もう一度掃除から始める、もう一回挨拶から始める、当社であればエリアリンクマスターや環境整備といった基本に戻り、しっかりと想いを込めて基本から始めるということをやっていけば、全て解決していくのではないかと思います。

人は、上手くいかなくなると環境が悪い、誰かが悪い、政治が悪いなど、何かのせいにしたがります。ただ、それでは何も解決しませんし、自分の成長を妨げることになり、何の達成感も無いと思います。私の経験上、難しく考えることは何も無く、流れが悪い、結果が出ないときには、もう一度基本に戻るということを絶えず続けているだけで、結果は出ますし、いろいろな事が改善されていきます。

「私は運が良い」と言う人もいますが、しっかりと基本を徹底していれば、「運」というのは悪くならないと思います。私は、掃除をしっかりと行う、元気よく挨拶をするということは、「運」が良くなることへの近道だと思います。基本に戻るということに、特に能力は必要ありません。しっかりと意識して、基本に戻り、想いを込めて続けることで、その人の人生は良い方向に向かっていくと思います。

迷ったら、困ったらいつも基本に戻る、そして自分の気持ちがブレないようにして、また次へ進む、ということを続けていくとすべてのことが良い方向に向かっていくと思います。

今回の時代を読むが、皆様のお役に立つようにと願っております。

代表取締役社長 林 尚道

代表取締役社長 林 尚道