時代を読む

VOL.245  2020年 04月号

緊急速報「コロナショック→世界バブル崩壊へ」

前回配信した「時代を読む」は、3月19日収録を行いましたが、日々刻々と世の中の状況が変化していますので、今回は「緊急速報」ということで、これから起こり得る緊急事態に備えるための対策についてお話したいと思います。

現在起きているコロナショックをきっかけに人の動きが制限され、ありとあらゆる経済活動が停滞し始めています。極端に言うと、今までの社会は実体経済の4倍程度のお金が世の中で動いており、投資や融資によりお金がお金を生むという過度に膨らんだ経済が、実体の経済規模に合わせて縮まり始めているということです。私は、バブル崩壊とリーマンショックを経験しています。前世紀において人類は、1929年の世界恐慌を経験していますが、それ以上のことがこれから起きるのではないでしょうか。経済がグローバル化したことで影響範囲が広がり、結果として失業率も当時を超える水準になると予測します。航空業界、観光業、飲食業、アパレルに加えて、様々な業態に影響が出ると思います、また中小企業に限らず、大企業への影響もかなり出るものと考えられます。

不動産業であればテナントの退去に伴う空室率の増加や賃料交渉による売上減少、滞納の増加など、あらゆる問題が一気に発生し、あっという間に資金の流れが悪くなり、現預金が底を尽きるということが、いつ起きてもおかしくないという状況です。

経済がここまでグローバル化したことで、コロナショックによる影響は、私たちの想像をはるかに超えたものとなるでしょう。この未曾有の難局を乗り切るためには、まずは皆様が想像を超えたことが起きる、という認識を持ちつつ、そして慌てることなく対応する必要があります。そのためには、やはり現金を確保しておくことが重要です。現金確保のために、諦めずに手立てを考え、早め早めに出来る限りのことを全てやり切ってください。資産の現金化、経費の削減、ローンの長期化、本業における収益性の改善など、キャッシュフローが改善するために自分たちは何をしなければならないのかを真剣に考えてください。これらの対策は、1日でも早く実行することが重要で、同じ対策を2ヶ月後に取ったのでは意味が無くなるかもしれません。すぐやる事で効果が何倍も違うのです。

人生100年時代と言われます。しかし、これからは全く経験したことが無いことが起き、そして経験することになるでしょう。私は、今回のコロナショックで、「人としてどうあるべきなのか。」ということが問われ、そしてそれはどういうことか、を教わることになると思っています。

もちろん、世界規模でのバブル崩壊という最悪な事態にならないことを願っていますが、一人の経営者として、最悪を考え、何が起きても最低1年は安定した経営を持続することが出来る体制を整えたいと考えています。

日々刻々と世の中の状況が変化しています、今回の「時代を読む」が、皆様のお役に立つようにと願っております。

代表取締役社長 林 尚道

代表取締役社長 林 尚道