時代を読む

VOL.263  2021年 7月号

これからがバブルの本格化

今回の「時代を読む」は、「これからがバブルの本格化」というテーマでお話しします。感覚的なお話になりますが、私は、経済も自然災害にも、今起きている様々なことはこれから起こることの序曲に過ぎないのではないかと思っています。この先いろいろなことが起こり、時代は大きく変化していくと予測しています。

各国の新型コロナウイルス対策により、市場に資金が大量供給されたことで理論的にはお金の価値が下がり、モノの価値が上がりました。その影響もあり日本では、30年近いデフレ経済の中で世界と比較しても給与や、物価が安い国になりました。冷静に考えて、これから世界のお金が日本に集まってくるのではないかと感じています。現に軽井沢の不動産価格はあっという間に1.5倍に高騰し2倍に迫る勢いがあります。一時的なことではなく、低金利の影響もあり株は高くなり、希少性の高い不動産価格はさらに上昇するものと見込んでいます。一方で鉄道・航空・観光・飲食業等、厳しい業態も数多くあります。にも関わらず株式や不動産価格の上昇に向かっていくという不自然な状況でもあるのです。

私は新型コロナウイルスが蔓延した時には、恐慌が起こるのではないかと危惧しましたが、結局のところ各国が積極的な財政支援を行ったことで収まりが見えてきました。但し、将来これらの影響による市場の不自然さが清算される時が来る、極端に言えばそのためにバブルが起きようしていると思っています。私は経済学者ではありませんが、経営者として経営を行っていくうえで、数字を見て判断することも大事ですが、感覚で捉えていくことも経営者には必要だと思っています。私の感覚が正しいかどうか分かりませんが、理屈で説明すればするほどおかしくなり、状況が複雑な様相を見せることもあるでしょう。これから起こるかもしれない変化は明治維新、あるいは第二次大戦の終戦後のようなものではないかというのが、今の私の感覚です。感覚の世界で申し訳ありませんが、想像の範囲ではなく、想像を超えることが起こりうると思います。長年続けてきた「時代を読む」を通して私なりに、その時その時の見解を皆様にお伝えしていますが、その内容については、外れたら外れたでよかった、もし仮に当たった時はその対策を打っておいてよかった、と思って続けているのです。

私たちもこの先にやってくる新しい時代に向けて気を引き締めて、もう一度お客様の満足、お客様のお役に立つことを前提に事業を展開していきたいと思っています。

今回の「時代を読む」が、皆様のお役に立つようにと願っております。

代表取締役社長 林 尚道

代表取締役社長 林 尚道