時代を読む

VOL.264  2021年 8月号

経営方針

今回の「時代を読む」は、リーマンショック以降、様々な試練を乗り越えてきた今、私たちの会社が理想とする形に近づきつつありますので、改めて当社の「経営方針」というテーマでご紹介します。

当社は「不動産業」に該当しますが、不動産の売買や建築の受注といったフローではなく、ストック(累積型)の積み上げビジネスである運用で利益を上げることに力を注いでいます。当社のIR資料において開示しておりますが、当社独自の指標である累積事業粗利益から累積・非累積・管理部門含む全社の経費を差し引いた利益が、直近四半期において約2億円/月となり、累積事業の伸びが会社の経営を支える状態となりました。もちろん今後も開発したストレージミニを販売することもあるでしょうが、それは利益を上げることが目的ではなく、投下資金の回収、資産・負債のバランスの考慮、そして売却後の運用で利益が上がる仕組みの中で販売をどうするか、ということを考えていきます。

また私が重視している指標として、パーヘッド経営(1人あたり利益)があります。経常利益を正社員数で除した数値となります。私の経営方針は、正社員数を増やして利益を上げ、会社が巨大化していく、ということではありません。度々お話ししていると思いますが、氷河期に恐竜が滅びたように、巨大化すればするほどその時代の変化に順応することが難しくなると考えており、時代の変化に強い、そして表現は難しいですが小さな大企業とも言うべき会社を創りあげるということです。パーヘッド利益については、20年12月期でおそらく約30百万円弱でしたが、将来的には50百万円、そして100百万円を目指していきたいと思っています。その実現は並大抵のことではありませんが、社員だけでなくその家族の顔が見える、そして一緒に働く同志であるということを大事にすることで達成していきたいと考えています。社員が会社のことをよく知っているように、会社も社員のことをよく知ってる、仕事もよくわかる、そのような会社をずっと目指していきたいのです。お客様に限らず、社員も株主も取引先も関わる方全員が「本当によかったな」と思える会社にしなければなりません。今までは、どちらかというと業績への意識が非常に高かったため、お客様への想いが少し足らなかったのではないかと反省しています。

もちろん累積型の事業による安定性に甘えることなく、成長という課題がありますので、常に新しい商品・サービス、そして新しいビジネスについて考えています。その結果として、社員の給与が高く、そして自由な働き方を実現できる、そのような環境を提供できる会社を目指したいと心底思っています。この日本という素晴らしい国において、日本特有の企業モデルを是非実現するために日々精進を重ねていきます。

今回の「時代を読む」が、皆様のお役に立つようにと願っております。

代表取締役社長 林 尚道

代表取締役社長 林 尚道