何があってもおかしくない - エリアリンク株式会社

林尚道の
「時代を読む」

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VOL.271  2022年 3月号

何があってもおかしくない

今回の「時代を読む」は、ロシアによるウクライナ侵攻に見るように、これからの世の中は「何があってもおかしくない」というテーマでお話しします。

私は、常々、世の中で起きる事は人々が思っている通りにはならないと考えています。地震等の自然災害においても、発生する確率が高いと予測されている地域とは、異なった場所で起きたりすることがあります。また、景気についても、経済評論家や経済アナリストの、今後日本経済は悪くなるのではないか、という予測とは逆に株高・不動産価格の上昇という良い流れが起きたり、円相場は円安ではなく円高基調になるなど、現状はいつも専門家の見通し通りにはなりません。まるで振り子のように、人々の考えとは反対の方向に向かっていると感じることが多くあります。

今の日本において何が起きているかといえば、原材料価格の上昇等により物価はインフレ基調であり、金利は上昇局面、地政学リスクの影響で株価は下落傾向、そして金の価格は上昇しているという状況です。多くの人が不安になり、今後の景気は悪くなっていく、と悲観しているのではないでしょうか。また世界から見ると、デフレが続いた日本の将来は厳しい状態でありグローバル社会から置いて行かれている、日本の未来は暗い、と思っている人も多いかもしれません。しかし私はまた、別の考え方をしています。日本の将来は、明るい方向に向かうと考えているのです。世の中のバランスを見て、今後世界のお金がどこに向かうかと、考えるとき、その行き先は日本だと思っているのです。

結局、世の中はよい事も悪い事も様々に起こる可能性があります。その対策として大事なことは、「バランス」を取っておくことです。儲けるため、またリスクを軽減するために行き過ぎた対策をとる、ということではなく、多面的に「バランス」を取っておくこと、それこそが大事なのだと思います。

常に全体を見渡し、一方に行き過ぎた場合は、反対の方向に行くのではないか?(反対のことが起こるのではないか?)と冷静に考えることです。一般に多くの人は日々見聞きする情報に流されやすいのですが、冷静になって最悪の場合も楽観的な場合も想定し、どちらの場合にも対策を考えておくことがベストだと思います。

世界の情勢は、日々すごい勢いで変化しています。そのような状況の中では、経済予測等の将来予測などはあてにならないという前提に立ち、対策を考えるべきではないでしょうか。台風等の自然災害にしても、気候変動の影響があり、年々その規模は大きくなっています。だからといって恐怖の中で生きるのではなく、予め対策を考えておくことで、有事の際もしっかりと対応できるのです。

さらに、会社経営においても、状況を俯瞰しながらバランスを見ること、さらに理念をよりどころとすることが重要です。今後何が起きようと理念重視の経営を実践していくことこそが、世の中のお役に立つことであり、そのことが唯一生き残れる会社になる道だ、という考えを持つことが大事であると思います。

今回の「時代を読む」が、皆様のお役に立つようにと願っております。

代表取締役社長 林 尚道

代表取締役社長 林 尚道