10年、20年そして30年後を考える - エリアリンク株式会社

林尚道の
「時代を読む」

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VOL.279  2022年 11月号

10年、20年そして30年後を考える

今回の「時代を読む」は、会社を経営する上で大事な要素である、10年後、20年後、そして30年後を考える、というテーマでお話します。

皆さんもよくご存じの日本電産の創業者である永守氏は、同社を創業した時にはすでに50年後を見据え、70代になった時でもさらに50年後を考えていると聞きます。私も、会社を経営する上で長期的な視点は絶対に必要だと考えています。

当社はストレージ事業を基幹事業としており、現在では全国で約10万室を運営しています。将来は、10年後に全国で20万室、20年後に50万室、30年後に100万室、現場数であれば3万ヵ所を全国で運営する会社でありたいと考えています。そのためには何が大事か?と考えると、競合会社との差別化が重要であるとの結論に行きつきます。お客様に提供する商品の差別化も大事ですが、さらに重要な差別化要素の1つとして、当社の従業員が「収納」という知識に詳しくなる、ということが挙げられます。従業員がそうなることで、より差別化された良いサービスを提供できると思うのです。そのために、今、当社の正社員は全員「整理収納アドバイザー2級」の取得、さらに一部の従業員は1級の資格取得までを進めていきます。その結果、単にモノを収納するスペースを貸す会社から、お客様にモノの効率的な保管方法や整理の仕方、捨て方等を「収納」のプロとしてアドバイスでき、お客様の生活を変える存在になる、と考えています。

全国にはコンビニエンスストアが約5.6万ヵ所あります。当社のストレージが30年後に約3万ヵ所になった場合、皆さんはいたるところでストレージを目にすることでしょう。お客様の身近な存在になるためには、お客様が当社のストレージを利用すること、つまり「収納」を活用することで何かしらのメリットを感じる必要があります。「収納」には、時間的・経済的・精神的メリットがあると言われています。当社の従業員が「収納」のプロになることで、これらのメリットを提供し、お客様の生活を変えていくことができると考えています。これこそが、10年、20年、30年後を考えることで見えてきた当社のあるべき姿です。
例え話ですが、登山家に、どこの山に登りますか?と質問した時に、「エベレストに登る」と答える人と「とりあえずそこの山に登る」と回答する人がいると言います。私をこれに当てはめると、若いころは、とりあえずこの山に登ろう、次はあっちの山に登ろう、という生き方をしていました。ただ現在では、エベレストに絶対に登ろう!そのためにはどうしたらよいか、準備は、スケジュールは、といったことを考えるようになっています。私も70才近くになりましたが、いつも30年先を見据えたビジョンを描きたいと思っています。是非皆さんも自分の時代だけではなく、後の時代も見据えたうえで将来像を考えてみてはいかがでしょうか。

今回の「時代を読む」が、皆様のお役に立つようにと願っております。

代表取締役会長 林 尚道

代表取締役社長 林 尚道