人生観と仕事観 - エリアリンク株式会社

林尚道の
「時代を読む」

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VOL.295  2024年 3月号

人生観と仕事観

今回はわたしの仕事観や人生観についてお話できればと思います。
まず人生観ですが、私は、自分の人生については楽しむというテーマを軸にしています。人によって何が楽しいと感じるかは様々ですが、私の場合は季節ごとに住まいを変え、旬の食事を味わう、ゴルフをするということでしょうか。
滞在する先々で四季折々の景色を楽しむことも大切にしているのですが、桜や紅葉、森林浴を楽しめる場所に赴くと周りのみなさんがとても幸せそうな顔で各々の時間を過ごされています。そういった方々に囲まれている時間も自分にとっては大変充実感を得られることです。運気が上がるような気もします。
私は日頃、早く就寝し、夜中の2時に起きて仕事をしていますが、今日も一日頑張ったから楽しめる、楽しめるからまた仕事も頑張れる、という良い循環ができているように思います。

一方、仕事観では、少人数で経営することを大切にしています。本当に頑張ったみなさんが最期に良い人生だったといえるような仕組みをつくること、そして、より自由度の高い働き方ができる環境の実現に、ある種の使命感のようなものを感じています。以前にもお話したことがありますが、社員1人あたりの営業利益額を上げ、給料に反映させるなどは今後も大事にしていきたいと思っています。

どのような人生を送りたいかと問われたときに、具体的に答えられる人はあまり多くいないように思います。私は、たびたび役職や年齢にかかわらず、どのような人生を送りたいか、しっかりビジョンを持つようにお伝えしています。仕事と人生が同義の方も多くいるようですが、個人的には仕事だけの人生というのは少し違うと思うからです。
色々な考えがありますから一概には言えませんが、私が感じているのはやはり人生を楽しんでいるからこそ、仕事に集中できているのではないかということです。まさに自分自身がそれを実感しており、仕事だけではないことから、発想も豊かになり、またそれが仕事に活かされています。最近では、このような生き方で良かったと思えるようになりました。そのような好循環のもと、社会にも貢献できて、社員たちが良い人生だったと言える、家族もそう思える、そのために行動し続けるという人生観で生きています。

また、仕事と人生において、わたしは継続ということをとても大切にしています。人との約束は守ろうとしますが、多くの人は自分との約束をないがしろにしがちです。そういう人が多いからこそ、継続し、さらに踏み込み進化させること、この連続を仕組化することが大事だと思っています。それが一番人間を育てることになると考えているのです。
これを簡単な言葉で言い替えると、継続は「こつこつ」、進化は「わくわく」です。コツコツ、ワクワク、コツコツ、ワクワクの繰り返しが人生の成功や充実を導くのではないかと思います。
今回の時代を読むが皆さまのお役に立ちましたら幸いです。

代表取締役会長 林 尚道

代表取締役社長 林 尚道