日本の注目度が高まる!! - エリアリンク株式会社

林尚道の
「時代を読む」

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VOL.303  2024年 11月号

日本の注目度が高まる!!

今回は、日本はこれからさらに注目される、というテーマでお話ししたいと思います。

日本の未来についてメディアではネガティブな話題が多く取り上げられていますが、私は全く悲観していません。これまで様々な国に行きましたが、気候もよく、治安もよい、チップがなくてもサービス精神が旺盛な上に人柄も穏やか、このような国は日本以外他にはありませんでした。

私は毎年軽井沢や京都に一定期間滞在しているのですが、今年特に感じたこととして、インバウンドの方々が多いのは以前からとはいえ、その中でもアジア圏以外の方が大変増えたということです。物価が安いことも後押しとなり、世界における日本人気は衰えないだろうと思います。

私はかねてより、日本について、「こんな良い国がどこにあるんだ」と思っていました。前述した良さに加えて、モノづくりの精度の高さ、それから食事も美味しい。他国と比べて、細かいところまできちんとしているという点で日本はとてもユニークな国で、そこに世界各国の方々が興味をもって、感動してくれているのだと思います。

近代史以降、日本の大きな転換は外国の働きかけによるものが主でした。今日のインバウンドの増加、外資系企業の日本進出を見るに、近くまた、日本が大きく変わる日が来るのではないか、との思いを強くしています。世界に注目され、人やお金が日本に集まることによって、変わらざるを得ない状態になるでしょう。最近では、停滞していた物価も上昇しており、株も不動産もその動きに連動するのではないかと思っています。

私は、そうした大きな変化が来ることは確かだと予想しています。私たち個々人は、その時がきて右往左往しなくてもいいように、最低限自分の得意なものを見出し、それを養っておくという準備が必要だと思います。日本はみんな一緒、右に倣えというような気質が強いとよく言われますが、これからはむしろ、個人の力が試されるような時代になるでしょう。

話は少しそれますが、私は最近、世の中のお役に立たなければ会社を経営している意味がないとしみじみ思っています。お恥ずかしい話ですが、若いときは利己的な考え方ばかりで、なにかあれば「自分が一番になるぞ」と思っていました。個人の力も重要ですが、同時に、みんなで良くなろう、自分だけではなく周囲も良くしていこうという考え方がないと、実際に世の中のお役に立つことは難しいと、今は思っています。

日本の住環境をより良く変える、地域を良くする、そういった利他の心をもつことで、運も向いてきて、周囲の協力も得られ、より大きな影響力を持つことではじめて、本当の意味で世の中を良くしていくことが出来るのではないでしょうか。今、そのような信念のもと改めて襟を正して経営を行っています。

今回の時代を読むが、皆さまのお役に立ちましたら幸いです。

代表取締役会長 林 尚道

代表取締役社長 林 尚道